小説むすび | この夜が明ければ

この夜が明ければ

この夜が明ければ

正義感の強い青年・工藤秀吾は、北海道の港町で行われる水産加工の夏季限定アルバイトに参加した。集まった6人の男女とともに、宿舎で寝食を共にしながら、大量の魚を捌く日々。そんなある日、アルバイトのリーダー格の男が遺体となって見つかる。通報しようとした工藤に「警察を呼ばないで」と懇願し、携帯電話を奪ったのは、最年少アルバイトの佐藤真里だった。工藤は他のバイト仲間に通報を求めるが、誰も自ら警察を呼ぼうとしない。死んだ男の荷物から脅迫状が見つかってもなお、まともに取り合おうとしない。この宿舎にいる者達には、それぞれひた隠しにしている秘密があるようで…?息もつかせぬ展開が待ち受ける、著者渾身の衝撃作!

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