小説むすび | その唇に触れたくて

その唇に触れたくて

その唇に触れたくて

ミナは准男爵だった父親を無実の罪で処刑され、子供時代を過ごした瀟洒な屋敷も奪われた。首謀者は屋敷の元の所有者フォーカム伯爵。いつか父の復讐を果たすと心に誓いながら、今はミナという偽名を使い、薬草に詳しい村の娘としてひっそりと暮らしている。そんなある日、伯爵が大怪我をしたとの知らせが入り、呼ばれたミナは仕方なく屋敷に向かうー伯爵の命令に背けば、この土地にはいられなくなるから。だが怪我のせいで高熱にうなされる伯爵の美しい裸体を目にした途端、ミナは憎しみを忘れ…。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP