小説むすび | 陰富大名 剣客大名 柳生俊平13

陰富大名 剣客大名 柳生俊平13

陰富大名 剣客大名 柳生俊平13

谷中の感応寺は富籤の寺として名高い。だが正規の富札は一枚一分、庶民には手が出ない。そこで一枚一文の陰富が人気となる。御三家の水戸家は財政が火の車。先々代藩主の庶子・小谷鶴之介は、背に竜の踊る派手な紫の羽二重で街をのし歩く“婆沙羅若殿”。ふとしたことで藩勘定方に「陰富」販売を提案。将軍から直命された影目付・柳生俊平は、まず水戸の婆沙羅若殿に接近…。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP