小説むすび | 上意返し 御庭番の二代目12

上意返し 御庭番の二代目12

上意返し 御庭番の二代目12

将軍は九代家重から十代家治へと受け継がれた。来年は家康公百五十回忌の日光社参。その莫大な費用を補うべく、幕府は中山道沿いの各村に過酷な税“増助郷”を迫った。朝鮮通信使来日に続く“酷税”に百姓は決起。御上意といえども抗するしかない。やらなきゃ飢え死にしかない。中山道の各村から鋤鍬を手に十万人を超える百姓が江戸城へと進んでいく。御庭番の宮地加門は…。

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