小説むすび | 雪色のカルテ

雪色のカルテ

雪色のカルテ

発売日

1998年7月5日 発売

敏腕医師と呼ばれた波多京哉だが、大病院を飛び出したいまは片田舎で小さな診療所を営んでいる。そこにひとりの少女が運び込まれた。難病を患う、その少女の名は矢野蛍。病ゆえの繊細な美しさは人を惹き付けるものがあった。京哉の献身的な治療に、心を閉ざしていた蛍も次第にうちとけていく。だが病状は少しずつ悪化の途をたどっていた。互いに惹かれ合う京哉と蛍をよそに、周囲は無情にもふたりを引き裂こうとする。京哉は蛍を手放すか決断を迫られるのだが…。

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