小説むすび | 青き波濤(3)

青き波濤(3)

青き波濤(3)

1944年5月のルーズベルト大統領の死去後、世界は大変革の嵐に突入したかのようであった。後を引き継いだトルーマンは短期決戦用の戦略への転換を計る。突然のソ連参戦に戸惑う日本は、満州多国籍軍を援助すべく小沢治三郎率いる鑑隊を日本海に派遣。一方、目をみはる躍進を続けるドイツ帝国は、ほぼヨーロッパ全土を手中に収め、イギリスとアイスランドはアメリカに臨時政府を置く状態に追い詰められる。ヒトラー、スターリン、ゲーリング、トルーマンそして、大統領を背後で操るフーバー大佐の影。昭和19年9月、南方を目指し出撃する連合鑑隊を待ち受けるのは。風雲急を告げる各国の世界戦略を描く、好評シリーズ第3巻。

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