小説むすび | 決戦!津軽海戦 鋼鉄の嵐維新篇

決戦!津軽海戦 鋼鉄の嵐維新篇

決戦!津軽海戦 鋼鉄の嵐維新篇

2029年2月に発売された、仮想戦記コンピュータゲーム『鋼鉄の嵐』は爆発的なベストセラーとなった。これは、ユーザーのイメージを歴史上の登場人物に投影し、天啓を与えることで架空の歴史が展開されるというゲームだった。この「鋼鉄世界」というゲームの中の架空世界で展開されていた思念は、世界のあるべき姿を大きく変化させ、新たな歴史を作っていたのだ…。-1870年、明治3年3月、津軽海峡を4隻の艦隊が北に進んでいた。その太政官政府艦隊を率いるのは、坂本龍馬。待ち受けるのは、北海道国海軍。北の海で今まさに、壮絶なる艦隊戦の火ぶたが切って落とされようとしていた!戊辰に始まった徳川幕府と薩長連合軍の戦いは、慶喜の意志を受けた榎本武揚が幕府艦隊を率いて脱走し針路を北に取り、北海道国を打ち立てたことで、日本を二つに割る大戦争となっていたのだ。果たして、日本を待ち受ける未来は。

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