小説むすび | 世界最終戦争・新世紀篇

世界最終戦争・新世紀篇

世界最終戦争・新世紀篇

新潟県と山形県の境界にある飯豊連峰の山荘で二人の男が向かいあって談笑していた。一人は、山荘の所有者である伝説的存在の天才相場師・山口省三。もう一人は、東大法学部の気鋭の助教授・中河英輔。この中河は、昭和陸軍最高の戦略家といわれる石原莞爾のただ一人の「孫」であった。二人の間の話題は、戦前の日本を破局に追い込んだ最大の原因をめぐってだった…。平成13年12月8日、特別国会が召集された国会議事堂に40名の武装集団が突入、たちまちにして議場の制圧に成功した。それは中河英輔をリーダーとする「クーデター」であり、体制変革をめざす「維新政権」の誕生だった。壮大なスケールで新世紀における日本の在り方を問う「世界最終戦争」新シリーズ開幕。

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