小説むすび | 派遣艦隊出撃せよ(2)

派遣艦隊出撃せよ(2)

派遣艦隊出撃せよ(2)

平成十三年十一月、米軍を後方支援すべく、第二護衛隊群はインド洋にいた。補給作業を順調に続けて十日あまり、突如、凄まじい閃光が彼らを襲う。その刹那、旗艦「くらま」以下三隻は、昭和十九年のインド洋を漂っていた。動揺する乗組員たち。群司令たる中西は、皆に窮余の選択を促した。決が出る-我々は旧日本軍と共同して米軍と戦う!大敗を喫したマリアナ沖海戦の逆転が、中西たちの双肩にかかった。激闘の末、辛勝に持ち込んだものの、小沢艦隊は搭載機の大半を失い、派遣艦隊も積んでいる最新兵器を多数費やした。が、中西たちの戦いは、まだ終わったわけではない。次なる戦場は、レイテ。史上最大の海戦が目前に迫りつつあった。時空を彷徨する派遣艦隊を待ち受ける試練の日々。好評のシリーズ第二巻。

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