小説むすび | 献残屋隠密退治

献残屋隠密退治

献残屋隠密退治

芝三丁目に「よろづ献残 大和屋」という看板を出す箕之助は、女房の志江、街道筋の用心棒・日向寅次郎、大工の留吉などと力を合わせて町の浜辺で起こる事件の数々を密かに解決してきた。折りしも初鰹の季節、一匹三両という高値でそれを競り落とした料理茶屋・浜幸屋の話題で町は持ちきりだった。しかし、その店の倅・幸太郎によからぬ噂が。旗本屋敷で行なわれる賭博にはまり、果ては押し込みまで働いているというのだ。箕之助たちは悪徳旗本を秘密裏に成敗し、浜幸屋を危機から救うために立ち上がる。

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