小説むすび | 赤い雪

赤い雪

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御家人の次男と三男である松之介、竹之丞、梅太郎の三人は、生家で居候・穀潰しと冷遇される身だが、弱い者いじめをとことん嫌う気持ちのいい男たちだ。風俗取締りの御改革のせいで火の消えたような江戸の町。ある日、梅太郎は十六、七の娘を救う。娘は悪い男に狙われているという。男は妖怪・鳥居耀蔵の手先で、ご法度の抜け荷に手を染めていた。南蛮渡りの淫薬で若い娘を弄でぶ奸物に“松竹梅”は怒りの一閃を討つ。

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