小説むすび | 誘惑された壁の花

誘惑された壁の花

誘惑された壁の花

祖母とふたり、世を忍んで暮らすガブリエラのもとに客が訪れた。アレックス・ディ・シオーネー美貌の大富豪は、病床の祖父のためドーロ王家に伝わる幻の絵画を手に入れたいのだという。実はガブリエラの祖母は国外追放されたイゾラ・ドーロの女王で、ガブリエラも幼い頃からその噂は聞いていた。すると祖母はおもむろに絵の存在を認め、アレックスと一緒に故国へ戻り、宮殿内を捜してみるようガブリエラに命じた。だが、地味な“本の虫”の初めての冒険は漕ぎだしてすぐ頓挫する。彼の魅力の虜になり、あろうことかキスに応じてしまったのだ!

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP