小説むすび | 水の都の孤独な花嫁

水の都の孤独な花嫁

水の都の孤独な花嫁

その日、スカイエは10カラットのダイヤの結婚指輪をはずした。イタリア人富豪マッテオに熱烈に求愛され、結婚したのに、二人の薔薇色の日々は1カ月しか続かなかった。マッテオは最初から、妻を愛してはいなかったからだ。その証拠に彼はすんなり離婚に応じ、スカイエをさらに傷つけた。でも、いちばんの秘密は守れた。安心した直後、彼女は気を失う。スカイエを助け、病院に運んだのはマッテオだった。しかし意識が戻った彼女が見た、夫の表情はひどく険悪だった。「おなかの子は渡さない」そして、彼は離婚の書類を破り捨てた!

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP