小説むすび | 貴公子の罪な戯れ

貴公子の罪な戯れ

貴公子の罪な戯れ

家庭教師のマディは新しい雇い主との面接のため、ある宿屋に泊まった。雇い主に気に入られて、年老いてからも家の片隅に置いてもらい、つましいながらも穏やかに暮らすーそんな人生を思い描いて。ところがその夜、あろうことか彼女の眠る客室に忍び込んだ見知らぬ男に夢うつつのうちに体を奪われてしまった!男の正体はなんと、高潔で有名なセイント・オールドリック公爵。不運にも雇い主の知るところとなり、職を失ったマディはショックと恥辱に耐えかね、その場から逃げだした…。ふた月後、マディはあの夜の記憶に怯えながらも公爵邸を訪れたーわたしのおなかにいる子をどうか認知してください、と伝えるために。

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