小説むすび | 世継ぎを授かった灰かぶり

世継ぎを授かった灰かぶり

世継ぎを授かった灰かぶり

イギリスから逃げるようにリネア王国へ移り住んで7年、クララは遠からず国王となるアラリックに仕えているーひそかな想いをずっと押しころしながら。だが、彼が資産家令嬢との政略的な婚約を破棄した夜、クララはほとばしる情熱を抑えきれず、身を捧げてしまう。5週間後、妊娠が明白になると、彼は非情な結婚を申し出た。「きみを愛せないが、子どもには王位を継がせたい」彼女は冷徹な言葉に傷ついたが、我が子のため求婚を受け入れた。ハネムーン先で恐るべき試練が待ち受けているとも知らず。

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