小説むすび | クリスマス・セレクション 聖夜のプロポーズ

クリスマス・セレクション 聖夜のプロポーズ

クリスマス・セレクション 聖夜のプロポーズ

コリーヌは裕福な会社経営者のアレックスと結婚して12年になる。だが、今や億万長者となったというのに、夫は仕事一筋で家庭を顧みようとしない。ふたりの心はすれ違い、このところは別居生活が続いている。明日のクリスマスイブさえ一緒に過ごせないと言ってきたら、彼女は離婚する覚悟だったが…。(『億万長者とクリスマス』)。誤って自分に届けられたクリスマスカードを手に、オリビアは真上に住むイーサンを訪ねた。女性関係の派手なプレイボーイの彼とはあまり交流がない。そこに突然、若い女性が現れ、腕に抱いた赤ん坊を彼に渡して走り去った。プレイボーイには当然の報いと愉快に思うオリビアだったが、その赤ん坊に隠された秘密を知って…(『天使がくれたクリスマス』)。病院で栄養士の助手として働くシアドシアは、愛猫と屋根裏部屋で暮らしている。クリスマスも、唯一の身寄りである大おばたちと質素に祝うしかない。ある日、憂鬱な雑用をきっかけにハンサムなベンディンク教授と知り合う。彼は病院の理事で雲の上の人だ。かなわぬ恋と知りつつ、いつしか彼女は教授と過ごすイブを夢見ていた。(『聖夜の訪問者』)

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