小説むすび | アマルフィの幻の花嫁

アマルフィの幻の花嫁

アマルフィの幻の花嫁

意識を取り戻したとき、アリーは見知らぬ男性の腕の中にいた。ハンサムすぎて近寄りがたいほど整った顔。セクシーな肉体。心臓がどきんと鳴った。見覚えがある気がするけれど…。「アレクサ、なぜ君がここにいるんだ?」鋭い視線を向けられ、アリーは戸惑った。アレクサ?私はアリーよ。でも…。「自分でもわからないの。思い出せないの」そこはイタリア人富豪アンジェロの所有する島だったー。アンジェロは首を傾げた。派手好きだったアレクサに瓜二つだ。なのに彼女は無垢な乙女にしか見えない。「君は僕の妻だった」

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP