小説むすび | 罪な手ほどき

罪な手ほどき

罪な手ほどき

突然、屋敷を訪ねてきた女性をひと目見て、裕福な陸軍中佐ケイド・グラントは言葉を失った。雨でびしょ濡れのウエディングドレスを着た女性リブは、彼が出した“家政婦募集”の張り紙を見て、面接に来たという。どこにも行くあてがなく震える彼女を、ケイドは雇うことにした。いずれは自分の屋敷を、戦争で傷ついた兵士のためのリハビリセンターにしたいと考えていたケイド。看護師の資格を持つリブは、まさに願ってもない女性だ。だが、彼女がその引き換えに求めた条件は“愛のレッスン”で…。

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