小説むすび | 甘い屈辱

甘い屈辱

甘い屈辱

家の窮状を救うため、ある投資家の要求を聞いてほしいー会社を危機に陥らせた兄の懇願に、カサンドラはうろたえた。投資家ディエゴは、彼女と4夜を過ごすことを条件に、援助を申し出たのだという。カサンドラの胸はかき乱される。カサンドラにとって、美しいディエゴは目の毒でしかない。ずっと好きだったのだ。見るだけで胸が締めつけられるほどに。しかも、非情と噂される彼にかかわれば傷つくことになるだろう。ためらうカサンドラに、純潔を捧げる初夜が来て…彼の唇は、いともたやすく封印していた恋心を揺さぶり起こした。

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