小説むすび | 素足の妖精

素足の妖精

素足の妖精

17歳のリンデンの毎日は薔薇色だった。家にジョスがいるから。山道で事故を起こした彼を車から助けだし、家へ連れ帰って以来、リンデンとジョスは親子ほども年が違うのになぜか気が合った。人間嫌いの父も、彼を気に入っているようだ。そんなある夜、パーティへ出た彼女は、同じ年頃の少年など誰一人目に入らず、ジョスをージョスだけを愛していると気づいてしまう。月光を浴びながら泳ぎ、ふと岸を見やるとジョスがいた。彼は水の中に入ってきて、裸のリンデンを抱きすくめ…。だが翌朝、彼の姿は既になく、父親から驚愕の事実を知らされる。

関連小説

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP