小説むすび | 蜜のように甘く

蜜のように甘く

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戦争で夫を亡くし足のケアサロンを営むペイジ。斜向かいに住む大学教師ベンの密かな楽しみは、ペイジの生活の一部始終を観察することだった。ある日ベンは、意を決し初めて店を訪れる。足を洗ってもらっているあいだに、ひとり語りを始め、忘れ得ぬ事故のことを打ち明けるベン。悲惨な体験を通して、孤独な二人の心は結びつくのだが…(「初心」)。人生の情景が鮮やかに浮かび上がる、めくるめく10篇。

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