小説むすび | 奇書三国志(2)

奇書三国志(2)

奇書三国志(2)

乱世の奸雄・曹操。南方の虎・孫堅。しかし、劉備はこの世にすでにいない。黄巾党の乱を平定する際に命を落とした劉備の名と志は、赤龍の血を引く少女、劉桃花に受け継がれた。その後、漢朝の御代は暗愚な帝・霊帝の崩御によって新たな混乱を招く。混乱に紛れ相国の座をつかんだ暴将・董卓は、策士・李儒の非情の献策を用い、洛陽を火の海とした。董卓の懐刀にして「人中の呂布、馬中の赤兎」と称えられる魔将・呂布が千里を駆ける赤兎馬を駆り、三国鼎立に向かう英雄の前に立ちはだかる。赤龍の血は英傑を引き寄せ、その色を濃くしてゆく-。

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