小説むすび | 縫いながら、紡ぎながら

縫いながら、紡ぎながら

縫いながら、紡ぎながら

クチュリエになりたいという子どもの頃からの夢をあきらめ、趣味で洋服を作り続けていたひとりの女性が、とあるきっかけから、パリでクチュリエの教育を受けることを決意する。家族の反対にあいながらも、夢と向き合おうとする彼女が入り込んだのは、パリの中でもかなり特殊な「美」の世界だった。強烈な個性を持つ女主人や彼女の周りの魅力的な人々、また彼らの心の奥底に潜む闇に触れながら、彼女は職業人として、またひとりの女性としての自分に目覚めていく。

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