小説むすび | ゴスペル(上)

ゴスペル(上)

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「わたしは信仰を失った」そう自戒したイエス13番目の使徒は傷心の旅に出、先輩使徒たちを歴訪する。そして最後に、アフリカのメロエで、アリマタヤのヨセフの元奴隷に出会い、そこで目撃した事実とは…。そして現代、シカゴ大学の教授オハンランと大学院生ルーシーは、いまだ解明されていない古代メロエ語で書かれた福音書を解読する手がかりを得るために、ヨーロッパ、中東、アフリカを旅する。伝承によれば、その最終章に書かれている事実は、カトリック、プロテスタントばかりでなくユダヤ教、イスラム教をも大恐慌に巻き込み、終末に結びつくという。そのため、この福音書を巡る各宗派の争奪戦が繰り広げられることになった。ヨーロッパ、中東、アフリカ、アメリカを舞台に古代と現代が織り成す壮大な長編ロマン。

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