小説むすび | サムウェア・ノットヒア 〜ここではない何処かへ〜

サムウェア・ノットヒア 〜ここではない何処かへ〜

サムウェア・ノットヒア 〜ここではない何処かへ〜

失われないものなんて、この世界には何ひとつないー。美術教師・栄一郎は個展にひとつだけ自身のではない絵を持ち込んでいた。『ここではない何処かへ』というその作品は圧倒的な存在感で、見る者に痛烈に何かを問いかけてくるー。高校時代、栄一郎は幼馴染みの零子と美術同好会に入っていた。零子はいつも憑かれたように絵を描き、溢れんばかりの才能を持つが、あることをきっかけに心を壊していき…。読めば3回涙する、ひりつくように愛おしい喪失の物語。

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