小説むすび | ネコが泣くとき

ネコが泣くとき

ネコが泣くとき

「トロがだめそうだ」疎遠だった父からの一報に、僕は深夜バスへと飛び乗った。浮かんでくるのはトロと過ごした多くの時間、そして叶えられずにいた、トロとの「約束」だったー。バラバラになった家族を繋いだ子猫、生き別れた父が残した名もない黒猫、リストラされ唯一の家族だった母にも死なれ、生きる気力を失ったOLが出逢った毛玉…。そっと人に寄り添う、けなげで、優しくて、かわいい猫との心温まる絆を描いた11編を収録。

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