小説むすび | 不死王の嘆き

不死王の嘆き

不死王の嘆き

人は誰でも死ぬときに思うはずだー死にたくない。それが寿命ではなく、不慮の事故や事件に巻き込まれての死ならなおさら…。現代日本で通り魔に襲われ、不遇の死を迎えてしまった青年は、本人のあずかり知らぬところで死神から余計な加護を授けられ、異世界へと転生する。加護を受けた男は“アレク”として第二の人生を歩むーはずが、今度は十三歳で盗賊団に殺され、あっけなく人生の幕を閉じてしまう。加護のおかげで生き返るも、望まぬ不死の身体に。アレクは理不尽に抗う力を求め、不死の身体を生かして魔力を増大し、魔法を学ぶ王立学園への入学を決意する。学園がある王都ゼルスの神殿で洗礼を受ける際に女神エテルノと出会ったアレクは『女神の祝福』の加護を授かり、不死族を召喚する『眷属召喚』の力を手に入れ…!?死にたくないという願いは叶えられた。その生の果てに、アレクは何を望み願うのかー。

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