小説むすび | 極道はスーツがお好き

極道はスーツがお好き

極道はスーツがお好き

「俺が満足するスーツを作り、それが仕上がるまで愛人を務めれば、借金は帳消しにしてやる」-傲慢な口調で無体な要求を突きつけてきた男、芦澤。高級なスーツを嫌味なく着こなし野生の色香を放つその男の正体は、ヤクザだ。真面目な二代目テーラーの榎田は、老舗の看板を守りたい一心でデンジャラスな世界に足を踏み入れ、男の味をたっぷり教え込まれることに…。危険な愛の仕立て屋稼業。書き下ろし。

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