小説むすび | 魔都に散る純潔の薔薇

魔都に散る純潔の薔薇

魔都に散る純潔の薔薇

大正十四年・上海。副領事に着任したばかりの花園伯爵家次男の麻尋は、ダンスホールでヤクザの幹部、陳に襲われかけたところを凄腕の殺し屋、紅仁に助けられる。日本で兄嫁との醜聞に傷つき、死ぬつもりで魔都・上海へとやってきた麻尋だったが、この闇色の瞳をもつ偉丈夫、紅仁との出会いが少しずつ彼を変えていく。そんな折、麻尋に執着する陳に再び囚われて…。危険に艶めく快楽の浪漫。書き下ろし。

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