小説むすび | 人中の鬼神◆呂布

人中の鬼神◆呂布

人中の鬼神◆呂布

後漢末、「魔」が目覚めた。この世のものならぬ魑魅魍魎が人界の動乱を求めて騒ぎだしたのだ。そのころ、北方のはずれに剛勇でならした若者がいた。後に「人中の呂布」として恐れられた武将の若き日の姿である。やがて呂布はその力を足がかりに、少しずつ中央へと近づいていく。しかし、それには常に影がまとわりついていた。彼の行くところ、必ず動乱が起こり、人々に不幸がもたらされるのだ。呂布自身も知らぬことではあったが、それこそ彼を狙う「魔」の導きであった。漢王朝は今、波乱の時代を迎えようとしている。裏切り者の代名詞、黒い英雄呂布を描く、「三国志武将列伝」第二弾、ここに登場。

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