小説むすび | 孔明の聖像

孔明の聖像

孔明の聖像

諸葛孔明が五丈原で死んだのち、蜀の命運をひとり双肩に背負った姜維。不肖の後主、劉禅は酒色に溺れて政を忘れ、宮廷では宦官が権力をほしいままにする。厭戦ムードが高まる中、孔明の悲願である漢朝再興のために、彼はあえて中原に撃って出た。漢王朝の再興を期し、孔明が姜維に託した秘策がいま明かされる。蜀の興亡に己の命をなげうった孤高の忠臣、姜維の生きざまを描くオリジナル伝奇。シミュレーションゲームで人気の高い賢将の姿に、五丈原後の知られざる三国志の世界を見た。

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