小説むすび | 小説霊感商人(上)

小説霊感商人(上)

小説霊感商人(上)

著者

白竜仁

出版社

無双舎

発売日

1987年9月1日 発売

倒産により、暴力金融に追われる新谷京助は、人生の吹きだまりのようなボロアパート日暮荘に身を潜め、絶望のヘドロの中でのたうちまわっていた。だが、その頃日本宗教界に相次いで起きた、脱税事件と殉死事件が、追いつめられた新谷に突如として不逞の企みを抱かせたのである。偽装の神がかりによりニセの生き神様となって、大教団を組織、巨億の富をつかもうという破天荒な野望である。2年数カ月の緻密な計画の果てに、ついに一世一代の大芝居、まやかしの神がかりは実行され、新宗教「地蔵法眼教」は旗あげした。

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