小説むすび | 法医学教室のアリーチェ 残酷な偶然

法医学教室のアリーチェ 残酷な偶然

法医学教室のアリーチェ 残酷な偶然

ローマの法医学研究所で働く研修医アリーチェは、ある夜、上司のクラウディオとともに現場検証に行き、女性の死体を見て衝撃を受ける。その女性ジュリアと偶然にも前日知り合っていたからだ。クラウディオの出した死亡推定時刻に疑問を覚えたアリーチェは、ジュリアへの個人的な感情から事件の解明にのめりこんでいく。はたしてジュリアの死は、単なる事故死なのか、あるいは他殺なのかー。ジャーナリストの自由人アーサーとの恋の成り行きを織り交ぜ、直観を信じて突き進んでいくアリーチェの姿を、丹念に、時にユーモラスに描き出す。

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