小説むすび | 野良猫姫

野良猫姫

野良猫姫

ソウルの街角で野良猫の世話をするファヨル、二十歳。父は彼女が五歳の時に失踪、数年後には母も単身、渡米してしまった。そんなファヨルを気遣う親戚もいるけれど、コンビニでアルバイトをして一人暮らしをしながら、野良猫と、猫を通して知り合った人たち、ボーイフレンドに支えられて生きている。みんな、自分らしい生き方をしたいと模索している。高校を中退したファヨルにも、大学へ行くより、やりたいことがあった…。詩人によるかろやかで心に響く長編小説。

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