小説むすび | 犬同心狩り

犬同心狩り

犬同心狩り

出版社

飛天出版

発売日

1993年10月5日 発売

鏑木兵庫と松代鬼平は共に刀を下げたまま対峙していた。人斬りの現場を見られた松代が兵庫に挑んだのだ。だが腕が違った。詫びた松代との話の中で、互いに犬同心を斬っていたことを知る。『生類憐みの令』を嵩にきて、庶民にたかる犬同心への天誅は当然なのだ。人を斬るより犬を殺した方の詮議が厳しいという狂気の沙汰に、男たちの怒りは、やがて犬を狩り犬同心を狩る必殺剣となって…。

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