1994年7月28日発売
死刑囚永山則夫死刑囚永山則夫
1968年秋、東京・京都・函館・名古屋にまたがる連続射殺事件は「広域重要108号」と指定された。犯人は19歳の無口な少年。逮捕後、彼は20余年の法廷闘争を展開して「永山則夫」としての生を生きることになる。厖大な公判記録を読破して再構築した著者畢生のノンフィクション・ノベル。
橋のない川 7橋のない川 7
水平社結成から2年、秀昭や和一は全国に広がった運動の中心となって奔走している。小森の人々の意識も、根底から変わりつつあった。刈入れ前の稲を差押えようとする地主に対抗し、孝二ら青年たちは夜の稲刈りを決行する。一方、運動に対する理不尽な弾圧は強まっていく。皇太子狙撃事件の顛末を息をつめて見守る、孝二たちの憤りと憂いは尽きない。20年ぶりに書下ろされた待望の続編。
PREV1NEXT