1995年3月6日発売
死紋様死紋様
ドシャ降りの真夜中、正也は昼間、仔猫を捨てた雑木林へ急いだ、寝床についたものの、気になったからである。だが、暗闇の中、迷ってしまった。その時、遠くで明かりがチラついた。ホッとして近づいてみると、なんと男が死体を埋めているところだった…。現場に残されたヘアピンを食い込ませた靴跡を追う刑事。連続殺人事件に潜む銀行のオンラインの死角。
覇拳葬魔鬼覇拳葬魔鬼
元マル暴刑事の佐伯涼は、警察手帳や拳銃、手錠の使用を禁止され『環境犯罪研究所』へ出向させられた。だが佐伯の仕事は刑事時代と同じ暴力団狩りだった。警察の特権、組織を使えぬ佐伯の武器は1400年続く佐伯流活法の拳と強靱な肉体。そして彼の目的は検挙ではなくて暴力団壊滅の戦いだった。犯罪のプロは法の網を逃れ、チンピラに自首させる。首領を潰さなければ根は絶えない。佐伯の凄絶な拳が唸り孤独な戦いが始まる。
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