2007年9月1日発売
刹那主義刹那主義
男には不自由していなかった。男の人がつねに傍にいることこそが、勝ちの女なのだと。私はいつから、そう思うようになってしまったのだろう。詩集『刹那の谷 切なさに溺れて』の鮮烈デビューから1年。待望の長編恋愛小説第1弾。
タクシ-ドライバ-立花五郎修羅日記タクシ-ドライバ-立花五郎修羅日記
「私はFタクシーの乗務主任で立花五郎と申します」元ヤクザのタクシー運転手が、仕事の上で会った人達が抱えるさまざまな問題や、遭遇した事件を解決する痛快アクション小説。
蛇蠍の捨蔵赦免花蛇蠍の捨蔵赦免花
強請りたかりはお手のもの。誰が呼んだか、蛇蠍の忌み名。そんなワルの俺より悪党がいるー。長屋の井戸端に埋められていた藁人形。ささいな事件が招いた因縁。男気を出したばかりに無実の罪を背負わされて島流しにされた男。ご赦免花が咲き、ようよう帰ってきたというのに虫けらのように斬り殺された。手加減いっさいなしの悪党退治、“あぶない”岡っ引きが活躍するシリーズ第二弾。
闇のお江戸の松竹梅闇のお江戸の松竹梅
霊験あらたかな秋葉権現のお札を求めて、大川を本所へと渡る舟が転覆した。凍てつく川から女や子どもを救ったのは、御家人の次男坊三男坊、松之介・竹之丞・梅太郎の三人組だった。生家では厄介者扱いされ、無頼と怠惰の日々を送っていた彼らだが、今は「どんなことでもいい、世のため人のためになることを気が向いたらやっておくれ」という緋扇屋秀五郎の寮で気ままに暮らしている。「松竹梅」の爽やか三人組の活躍を描く痛快新シリーズ。
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