2023年12月5日発売
生粋の都会っ子である十三歳の少年、リバー・マクリーンは父親の命令で、楽しかるべき夏休みの五日間を、ブリティッシュコロンビア沿岸のグレート・ベア熱帯雨林で過ごす羽目になる。 『森にさす光の中で』は、北米大陸に現存する最後の熱帯雨林であり、地球で最も美しい野生動物生息地の一つと称される地帯を巡る冒険物語である。 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
ヴィクトリア時代の「ハムエッグ」の驚くべき作り方、炭酸水製造器って何? ほんとうは何を食べていたの? といった食生活の真相からクラス別の収入と生活の違い、下宿屋、パブの利用法から教育事情も、「ホームズと一緒に」調べてみました。2014年3月刊の新装版。
ポプラ社小説新人賞「ピュアフル部門賞」受賞作! 大ケガのトラウマで無気力になってしまった室崎凍夜は、余命百食ーー残り100回食事をしたら死ぬという奇病にかかった女性、咲村梨依と出会う。梨依は寿命までの食事に付き合ってくれる相棒を探しており、死を恐れず日々を楽しむ彼女に興味を抱いた凍夜はグルメ旅に付き合うことに。毎回満面の笑みで完食する梨依に、次第に凍夜は心惹かれて……? 旅の終焉に起きる奇跡に、温かな涙が止まらない感動作! ■著者プロフィール 湊祥(みなと・しょう) 宮城県出身、都内在住。「一生に一度の恋」小説コンテストで最優秀賞を受賞した『あの時からずっと、君は俺の好きな人。』(野いちご文庫)でデビュー。以降、各出版社で次々と作品を刊行し、2023年には本作がポプラ社小説新人賞ピュアフル部門賞を受賞。
悪役妃に転生したリリエルは、皇太子ルディウスに溺愛されつつ生存ルートを模索中! しかし原作の主要人物・麗しのシャールが登場し新たなトラブルの予感…!? シャールの誘いでルディウスとお忍び帝都観光に赴くリリエル。 聖地巡礼と金髪(変装)ルディウスを満喫していると、悪役妃ルートがにわかに近づいてきてーー。 2023年12月刊
人生2周目だけど、溺愛恋人演技は初めてだから…!? 没落令嬢ルチェッタは、成金商会長カイルと愛なき政略結婚の果てに死亡した…。 だから今世は生き延びるため、婚約破棄&借金返済しようと奮闘中! だけど借金返済の目途が立たず金づるカイルを手放せないがため、伯母様の前でカイルとラブラブなフリをしなければいけなくなって…!? ツンデレ同士の婚約破棄ラブコメ第2巻★ 2023年12月刊
20歳の誕生日、夫に乙女の証と命を無残に散らされた私はこの世から旅立つー…はずだったが、気がつくと無傷な上に結婚直前に転生していた…!? “前”の記憶を辿り人生をやり直すエリザベスの元に一通の舞踏会の招待状がー? どん底の絶望から幸福の絶頂までバッドエンド回避の爽快逆行ファンタジー! 2023年12月刊
──母の包丁の音、いまも心にこだまする言葉。 〈 すべての記憶が、わたしを支えている〉 韓国文学のトップランナーによる、切なくて、痛くて、おかしな8つの物語。 ーーーーーーーーー 自分をいつも守ってくれた豪快な母。 何もかもがうまくいかなかった、クリスマスの夜の苦さ。 就職難の中で手に入れたささやかな「城」 への闖入者。 死んでしまった母親との、本当の別れ。 大人になろうとする主人公たちの大切な記憶を鮮やかに紡ぐ、作家の自伝的要素も散りばめられた瑞々しい短編小説集。 ■日本の読者のみなさんへ ■堂々たる生活 ■唾がたまる ■クリスマス特選 ■子午線を通過するとき ■包丁の跡 ■祈り ■四角い場所 ■フライデータレコーダ ■作家の言葉 ■訳者あとがき
ペンシルベニア大学で、RNAやDNAを用いた最先端の遺伝子治療の開発を夢見て研究生活を共にした若き研究者たち。そのひとり、無名時代のカリコ博士の実像と魅力を知る著者が、彼女の苦悩と挫折、復活と栄光を描いた実話に基づく異色話題作。
記憶と鎮魂のファミリー・ヒストリー 第2次世界大戦をきっかけにドイツからカナダへ移住した家族を描く連作短編集。静かで平和に見える一族の生と死が詩情豊かに語られる。点景としてのオリンピック、断片としての家族の歴史。 ーーレニ・リーフェンシュタールが編集したあとの映像から、この話を語ることはできないだろう。何マイルにも及ぶサブプロットや暗示的な映像が切り刻まれて黒いリボンに何度もまとめられ、忘れ去られた。 ーーぼくたち家族の才能は永遠のものだと思っていた。 装釘 宗利淳一 1 結婚式 2 オリンピア 3 ゴーレム 4 ルビー 5 荒天 6 スペイン 7 マドリード上水道 謝辞 訳者あとがき