2023年4月27日発売
旧文明の遺物を求め、 数多の遺跡にハンターひしめきあう世界。 古巣を通過していたアキラだったが、スリの少女に財布を盗まれてしまう。 前とは違う、自分は成長した……そう思っていた矢先の出来事だったためか、 我を忘れるアキラ。それはアルファの表情をこわばらせるには十分だった。 スリを追いかけた先には、幸か不幸か見知った顔が並んでいた。 その中の一人、カツヤが投げかけた言葉が アキラの思考の奥底に突き刺さる──。 ──皆殺しだ。 もう俺は、二度と踏みにじられない。 最高にスリリングなポストアポカリプスバトルアクション、第9巻!
誰もが創造神から【スキル】を与えられる世界。貴族の長男・アルトに与えられたのは、モンスターを召喚するのに多額の課金が必要となる【神様ガチャ】というスキルだった。外れスキル持ちだと父が激怒する中、アルトは自身の追放をかけて全財産を使いガチャを回す。……しかし、召喚されたのはモンスターではなく、自分のことを豊穣の女神だと名乗る美少女ルディアだった。スローライフ&ハーレム&ちょっとざまぁなWEB小説発作品をコミック化!
突然の母の入院で不安を隠せない日菜子に、央樹は優しく寄り添うーー。そんな央樹にますます想いを募らせた日菜子は、ある決意を胸に魔女の屋敷へ赴く。なんと日菜子は魔女に「私は今からおうきちゃんと結ばれます」と宣言してーー!? 想い合う幼馴染同士の偏愛ラブストーリー、ついに最終巻!!
主人公・朝比奈千代丸は「わな猟免許」を所持する女子高生。 家の田畑を守るため、幼なじみの昼間レモンと日々、罠猟に奮闘中です。 第8巻では、捕獲した野生動物をジビエ肉にする 食肉加工処理施設を見学させてもらうことに。 おいしいジビエの裏には、徹底した衛生管理があったーー。 さらに、シカ肉やイノシシ肉を使った ジビエ料理にも挑戦します! 狩猟・農業メディアから大反響の本格罠猟コミック!
死に取り憑かれた少女たちの誓約(「ミルク・ブラッド・ヒート」)、失った胎児を幻視する母親の安息日(「饗宴」)、教会から追放された女子高生が挑む復讐劇(「天国を失って」)、父の遺灰を捨てるロード・トリップで回帰した記憶(「水よりも濃いもの」)…。ミレニアル世代が描く、女性たちの深き闇と、瑞々しい赦しのとき。ブラック・フェミニズムの新地平。
19歳の若さでデビューし、手塚治虫のアシスタントを経験。のちに赤塚不二夫が設立したフジオ・プロダクションに参加し『ダメおやじ』そして『BARレモン・ハート』などで漫画史に燦然たる偉業を打ち立てた古谷三敏の、画業66年の軌跡を辿る傑作選。北見けんいち(『釣りバカ日誌』)らによる描き下ろしイラスト・エッセイも収録。
こんなはずじゃなかった。「結婚」という契約が人を変える。夫婦間に生まれる争いの兆し。妻の尊厳を踏みにじる言動。そして浮気という名の裏切り。決意した妻の復讐がいま始まるーー結婚生活の果てにある夫婦の極限状態と夫への断罪を描く短編シリーズ、第2弾!
「こんなおばさん、好きになるのやめよ?」バツイチとなった和葉に告白してきた新入社員の満井絢斗。歳の差13歳。最初は年齢を理由に断るが彼のまっすぐな想いに和葉自身が意識するようになってしまう。歳の差、世間体、職場関係、様々な障害がある中で彼女の出した答えはーー!?
橋爪を拘束するため、第二基地に潜入した瀧郎とリコ。ついに橋爪の部屋に到着すると、そこで待っていたのは仲間のはずのテリーと銃口を向けた兵士達だった。テリーの正体が橋爪だとわかり、瀧郎達は絶望する。その姿を思う存分堪能した橋爪は、銃殺を指示。だが、次の瞬間、橋爪は“思わぬ光景”を目にしたのだったーー。
怪しい試食会に参加する桐谷さん。出されたのは舐めるとハイになってしまう危険なハチミツ!?兄からウミガメの肉が届いたり、羊料理で爆発を起こしたり、糞コーヒーを飲み比べてみたり。溢れ出す珍食愛でどんちゃん騒ぎな第15巻!
大沼枕山(文化15年〈1818〉?明治24年〈1891〉)は幕末・明治初期の江戸・東京において活躍 した漢詩人である。枕山は、漢詩人であった大沼竹渓のもとに生まれ、菊池五山ら、江戸の大家のも とで頭角を現し、処女詩集『房山集』を刊行して以降、幕末維新期の漢詩壇を牽引した。 枕山は、とくに小説家の永井荷風との関係から特別な関心を集めてきた詩人である。荷風の外祖父 は儒学者の鷲津毅堂であるが、この毅堂の祖父鷲津松隠と、枕山の父竹渓とは、同じ鷲津幽林を父と する兄弟であった。遠戚でもある枕山に対して、荷風は強い共感を示し、大正13年(1924)に枕山 の半生を描いた「下谷のはなし」を雑誌『女性』に連載、後にこれを増補改稿し、『下谷叢話』(春陽 堂、大正15年〈1926〉)や『改訂 下谷叢話』(冨山房、昭和14〈1939〉年)などの作品を発表し た。荷風に取り上げられたことにより、枕山は、漢文学研究者からだけではなく、近代文学研究者か らも注目される存在となり、様々な考察が重ねられてきた。 この枕山には、研究対象として、もう一つ興味深い特徴がある。それは、彼の生涯をたどるための 資料がきわめて多いという点である。著名な文人であった枕山の手になる稿本や書幅、書翰は各所に 残るが、とくに、枕山の娘嘉年とその夫鶴林、彼らの娘婿である楠荘三郎をはじめとする枕山の遺族 によって、大量の資料の整理と保存が行なわれてきた。近年、枕山の玄孫である大沼千早氏より、こ うした大沼家に伝えられてきた資料のうち、枕山・鶴林宛の書翰などが国立国会図書館に、また、枕 山・鶴林・楠荘三郎の三代にわたる書籍、稿本、書幅、印などが二松学舎大学に寄贈された。これに より、枕山と彼の子孫については、その動向が、より詳細に分かるようになった。 本書は、大沼枕山の漢詩や永井荷風の『下谷叢話』、さらには大沼家の状況や彼らを取り巻く文化 や社会の動きについて考察した論考十篇と、二松学舎大学に寄贈された資料の目録によって構成され ている。枕山の漢詩はどのように評価し得るのか、新たな資料は、枕山や大沼家の理解に何をもたら すのか、近年の大正期の文学研究を踏まえた場合、『下谷叢話』はどのように読み解くことができるの か、本書は、これらの問題に対して新たな知見を示し、従来の枕山研究や、漢文と近代との関係をめ ぐる認識に、更新をもたらそうとするものである。
アダマースの第三王子として成長したシュタールは、ある日突然、前世の記憶が蘇った。自分が転生者であることを自覚すると同時に、ここが乙女ゲームの世界であることにも気付く。もし自分の記憶の通りなら、第三王子は完全なモブキャラであり、重要な役割はなにもない。その意味では気楽だが、チート能力もなく、特別なイベントもない人生が確定していることになる。せめて王族として幸福な道を歩もうかと思った矢先、ゲームの中でも重要な鍵となる女性と接触することに。それは悪役令嬢として破滅に向かう美女プラタだった。しかも彼女は、自分も転生者であるというではないか。プラタから破滅回避への協力を頼まれたシュタールは、その美貌に負け、悪役令嬢三姉妹を救うべく行動を開始する。ゲーム自体の知識を持つ次女プラタとともに、気高き姉であるフリソスや、小悪魔な妹クプルムをなんとか導いていこうとするシュタール。しかし、ゲームそのままの性格である姉妹たちは、なかなか思い通りには動かない。その解決策としてなんと、姉妹たちの快楽堕ちをプラタに提案されたシュタールだったが…。