2024年7月19日発売
料理ガチ勢な高校生が、ゲーム世界でグルメ無双! 「こ、この料理、バフ効果がある!」 料理一筋の高校生・斗真は、同級生の美少女四人に頼まれて、激マズ料理が基本の新作VRMMOゲームで彼女たちの専属料理人をはじめることに!? 骸骨モンスターやクラーケンなど、ゲームならではの食材を活かした斗真のご馳走が、どれも大好評! しかも、これまで誰にも発見されなかったバフ効果が付いている!! 巧みな調理技術で早くもプレイヤーの注目を集めた斗真は、とある調合にも成功して一躍時の人にーー? 美少女らの専属料理人が、絶品の新天地を開拓するVRMMOファンタジー!
役立たずと森の外れに捨てられた末の王子ウルドは、変わり者の森の民で竜人のサウィンに助けられる。サウィンと二人きりの楽しい日々を重ねるウルドだが、ある日騎士団たちの迎えが…ウルドは王となるが、すぐに隣国に攻め入られ、絶体絶命!その時、空から竜がやってきた。敵味方すべてを焼き払って…!「もう帰るところなくなっちゃったから、俺といっしょに帰るよね、ウルド?」人間の機微の分からない竜人×棄てられた王子のハッピーラブストーリー。少年時代と大人時代、それぞれのふたりわちゃわちゃの書き下ろし2篇あり。libre×pixivビーボーイ創作BL大賞pixiv賞。
かつて自分を特別だと勘違いし、親の七光とカネの力で好き放題していた貴族青年のハビリ。本当に神に選ばれた勇者に成敗され、彼は落ちぶれたあげくに魔王軍に殺されてしまう…が、死ぬ寸前で過去へと飛ばされていた。落ちぶれ生活の中で改心したハビリは、二度目の人生を真人間として生きようとするが、今度は自分がイキりかませ犬の役割を果たさなかったせいで勇者が成長できず、弱いままになってしまう! さらに密かに過去へループしていた完堕ち奴隷のソードとマギナがハビリの肉便器になるべく誘惑してきて!? 真面目に生きたいだけなのに世界と貞操が危うい、異世界ハーレムコメディ、ここに開幕!
子どもたちの幅広い読書への手がかりに。最近12年間に刊行された児童向けアンソロジー896冊・作品のべ18,000点の内容細目集。名作短編からアンソロジーでしか読めない貴重な作品まで収録図書情報を確認できる。物語以外にも、詩・戯曲・ノンフィクションなどの作品集まで幅広く収録。全点原本調査により、目次に記載されていない詩歌作品ほか、小品・解説・口絵等まで細目を掲載。巻末に「作家名索引」「挿絵画家名索引」「作品名索引」つき。
東京の片隅に肩を寄せ合って暮らす夫婦のしみじみとした愛情を描いた小説『門』 自らと読者が生きている社会・生活・世相を活写した作家・漱石。ハルビンでの伊藤博文暗殺に始まる『門』から、激変する明治末のさまざまな世相(家計、電車、盛り場、メディア、探偵、アジア進出、社会主義……)を読み解く。 夏目漱石の『門』は地味な小説だ。/ふたりの男女が所帯をもって、東京の片隅に移り住んで、肩を寄せ合って生活している、というただそれだけの物語だ。/『坊つちやん』『三四郎』『こゝろ』が私たちの青春時代の漱石体験だとすれば、『門』を読んだ人は、おそらく青春がすぎて、漱石とふたたび出会った人ではないだろうか。……『門』が「朝日新聞(東京・大阪)」に連載されたのは、一九一〇年(明治四三)三月一日から六月一二日だが、小説内の時間は、その前年の〇九年一〇月末から始まっている。……漱石のほとんどの新聞小説は、描かれた時代が掲載時のほぼ半年前から前年という同時代性が大きな特徴だ。そのことが、小説を丁寧に読めば、そこからその時代の世相を読みとることができる、という性格をもっているのだ。(本書「はじめにーー『門』を読んで考えた」より)