著者 : ファルまろ
兄すら粛清し改革を断行する孤高の王ウィルフレッドの下に、政略結婚で隣国の王女アリシアが嫁いできた。「陛下って実はかなり優しい人、ですよね?」「…は?」皆が彼に怯え恐れる中、わけあって庶民育ちなアリシアは、持ち前の明るさと人懐っこさでグイグイと距離を詰めてくる。彼の為に喜び、笑い、そして怒るアリシアに、ウィルフレッドも次第に心を開いていきーやがて最幸の夫婦となる二人の結婚生活が今、始まる!
「-僕の前に立つな、主人公面」これは劇中にて極悪非道の限りを尽くす“悪役貴族”ヴァニタス・リンドブルムに転生した名もなき男が、思うがままに生き己が覇道を貫く物語。悪役故に待ち受ける死の運命に対し彼は絶対的な支配の力“掌握魔法”と、その行動に魅入られたヒロインたちと共に我が道を突き進む。「僕は力が欲しい。大切なものを守れる力を。奪われないための力を」いずれ訪れる破滅の未来に抗い、本来奪われてしまうはずのヒロインたちを惹きつけながら魔法世界の頂点を目指す“悪役貴族×ハーレム”ファンタジー、開幕。
世界を滅ぼす魔竜を討伐し、命を落とした冒険者・マイト。女神の祝福によって生き返ったものの、それまで積み上げてきたレベルを失った彼は、はじまりの街へと帰還したのだがー「あなた、その強さでレベル1!?本当に初心者なの…!?」-二周目に挑もうとした伝説の冒険者は、レベル1でも強すぎた。そんな彼を美少女パーティが放っておくはずもなくー「あなたが望むなら、私たちの仲間にしてあげてもいいわよ?」「その戦い方…どこでどんな修行を重ねてきたというんだ!?」「わ、私たちのこと、好きにして…いや、導いてください!!」-はじまりの街で、なぜか極上ハーレムが完成してました。
農耕神ファイデの胃袋をガッツリ掴み、協力者として関係を築いたユキたち。頼もしい味方を得て安心したのもつかの間、ヴィリアたちが、ロシュール転覆を企んでいた大臣たちの会話を聞いてしまう。彼らの話から、各国を挑発する魔術神ノノアの存在が明らかに!しかし、当のノノアはユキたちのダンジョン運営方法に大きな誤解を抱いているようで…?神々と国々の欲望と思惑、ついでに秋の食欲も渦巻く、迷宮運営ファンタジー第二十弾!
ユキの圧倒的知略によってエクス王国・ノーブルの策謀は看破され、新大陸にはびこっていた問題はいったん落ち着いた。ウィードに戻ったユキ達は、訪れている夏を満喫するために虫捕り、肝試し、海…と大はしゃぎ!ひとまずの安寧を楽しみつつ、ウィードに流れている不穏な噂の出どころを探るため、治安強化にも力を入れる。一方、教会で働くリリーシュの下に、農耕神を名乗る男が現れてー新章開幕、迷宮運営ファンタジー第十九弾!
美少女魔法使いのシャノンは世界各地を旅をしていた。旅の目的はー自分が死ぬ方法を探すこと!彼女は不慮の事故で悠久の時を生きる不老不死となった。もう、充分生きたからとちょっとでも死ねそうなイベントを見つけては向かっていく。凶暴なドラゴンに遭遇したらエサになろうとし、未完成の薬の治験≒人体実験に進んで名乗りあげ、トラップ満載の未踏破ダンジョンには回避禁止縛りのゴリ押しプレイで挑戦する!「う〜ん残念!また死ねなかったか!!」でも死なない、不死身だから!きっと広い世界の何処かに素敵な死に方があるはずとシャノンは今日も元気に旅を逝く!
どんな魔獣も狩る、料理する、食べる、世はまさに大調理時代ー!狩猟と調理の概念が融合した『猟理人』の誕生から三百年あまり。かつて勇者の一族からも将来を嘱望されていたレンはある理由で失格者の烙印を押され、ひょんなことから世界一の猟理人を目指す少女ルーシーのバディを務めることに。名門クルーエル魔獣猟理専門学院に通う彼女は人一倍まじめな性格にもかかわらず、膨大な魔力を暴走させるせいで落ちこぼれとバカにされていた。レンの教えで才能を開花させていくルーシーはある日、相棒の凄絶な過去を知りー「あたしと一緒に来なさい、レン!」これは少年と少女が紡ぐ、世界一美味しい英雄譚。第13回講談社ラノベ文庫新人賞受賞作。
魔剣の陰謀を解き明かすために新大陸を巡り、ついにエクス王国へ辿り着いたユキたち。魔剣の大量生産疑惑があるエクス国王・ノーブルは駄目神とも面識があり、その実力は未知数。エクス攻略のために表向きはヒフィーやポープリを送り込みつつ、ユキが出した指示はーユキ軍ほぼ全軍総動員!?ミノちゃんやジョンまで駆り出され、いったい何が起こるのか!?迷宮運営ファンタジー第十八弾!
帝国の皇位継承戦が終息し、大陸の情勢は新たな局面を迎えていた。帝国は安定を取り戻しつつあり、西側からはカルドメリアが来訪するなど、ウェインは依然として東西の間で難しい舵取りを求められていた。そんな折、ナトラ国内に新たな動きが生じるーフラム人による独立国家。そして本人も望まぬ形で、その渦中へと巻込まれていくニニム。内憂外患、かつてない試練に直面するウェインにさらなる衝撃が。「-お兄様、今いいかしら?」思い詰めたフラーニャから発せられた一言が、ナトラを揺るがす。ニニムの苦悩、フラーニャの決意。疾風怒涛の第12弾!
侯爵家の暴虐からロザリンドを救い出したラプター。しかし悪夢は予兆する。ロザリンドが破滅へと向かう筋書きは、まだ絶たれていないのだとー!「それならば、相手が神であろうとねじ伏せるまで」王都に向かったラプター達は、絢爛たる貴族社会の影で、スラムのギャングの三大勢力を統一していく。しかしラプターの暗躍をすべて予測し、貴族達を次々と殺してゆく影があった。その犯人こそ、この世界の原作小説には存在しないはずの黒幕ー物語の“改編”を拒むもう一人の転生者だった!最厄の敵が正体を現したとき、ラプターが取った選択とは?
七本の聖剣・魔剣・妖刀。原初の刀剣と呼ばれるそれらによって起きる天災を止めるため、千年後の世界に転移した最強の剣士サクヤ。彼は、魔剣・死の白剣をその身に宿すフレイディル王国の王女アイリスと協力関係を結び、原初の刀剣の収集を進めていく。そんな中、彼らが通う魔法騎士学院は、学院同士が競い合う魔法騎士競技大会の話題で持ちきりだった。最優秀選手には、特別な力を秘めた聖遺物のひとつである聖十字架のレプリカが授与されるらしい。アイリスの魔力的負担を減らすため、それを入手しようとするサクヤたち。一方、その裏では、新たな魔剣使いの影が蠢き…!?コミカライズも大好評!三種の刀剣を巡る王道学園ファンタジー第二弾!
魔剣の陰謀を巡って、聖剣使いカーヤの故郷・ホワイトフォレストに着いたユキたち。王様たちの動向からこの国は「シロ」と判断した。となると、やはり新大陸最後の国・エクス王国が怪しくてー。モーブやスティーブたちも動員して、いざ、エクス王国!迷宮運営ファンタジー第十七弾!書き下ろし番外編『若葉芽吹く』を収録。
あらゆる任務を成功させてきた、某国最高峰の諜報員・ラプター。彼が転生した異世界は、彼の心を唯一震わせ、そして絶望させた小説『薄幸のロザリンド』の世界そのものだった。ゆえに彼には分かっていた。令嬢ロザリンドー物語の主人公であり、最も愛していた少女が、凄惨な末路を辿ることを。「こんなバカげた結末ー私が必ず変えてみせる」どんな極秘情報さえ“作品の設定”として全て記憶しているラプター。世界の未来さえも識っている彼は、縦横無尽の暗躍を以て、少女の破滅を“改編”するー!第34回ファンタジア大賞“金賞”の謀略ファンタジー開幕!
「この帝位争奪戦を終わらせます」兄皇子達の失点を好機と捉え、一気に勝負を仕掛ける帝国皇女ロウェルミナ。しかし兄皇子の陣営には帝国士官学校時代の友人、グレンとストラングの姿があり、彼らもまた起死回生に打って出ようと試みる。かくして政略と戦略が入り乱れ、各陣営が削り合う中、それに呼応してレベティア教と東レベティア教も動き出し、更にはウェインも舞台に介入すべく帝国へと踏み入ることで、いよいよ大陸東部の混迷は頂点を迎える。ただ一つの至高の座に就くのは、果たして誰になるのか。吹き荒れる戦乱の嵐。大陸の歴史を左右する転換点となる第十一弾!
七本の聖剣。七本の魔剣。七本の妖刀。原初の刀剣と呼ばれるそれらによって引き起こされる、この世界を終わらせる災害ー天災。最強の剣士サクヤは、次の天災を止めるという一族の悲願を果たすため、千年の眠りについた。そして目覚めたサクヤは、暴漢に襲われそうになっていた少女を助ける。すると彼女はこう言ったー「わ、私の護衛になってくれませんか!?」彼女は次の天災が起きるフレイディル王国の王女アイリスで、魔法騎士学院入学のための護衛を探していたらしい。依頼を請けるサクヤだが、アイリスは呪われた聖王女という異名を持っていて…!?聖剣、魔剣、妖刀ー三種の刀剣を巡る王道学園ファンタジー開幕!
ヒフィー神聖国との争いもひと段落、女神・ヒフィーと元ダンジョンマスター・コメット、さらに転移者のタイゾウが仲間となった。魔力枯渇の原因を探るため、ユキたちは聖剣使いカーヤの故郷・ホワイトフォレストへと向かうことに。道中、サマンサの故郷・ローデイに立ち寄るが、そこには破天荒な王様がいて!?迷宮運営ファンタジー第十六弾!書き下ろし番外編『この土地で生きていくために』を収録。
元スケルトンの少年・ジャックは、人知れず退屈していた。500年もの修行で研ぎ澄まされた剣術は、王国兵団においてもはや並ぶ者なく、惰性で任務に臨む日々。“剣のさらなる高みを知りたいー”ぼんやりと考えていたある日、幼馴染みの令嬢アデルから王国全土の精鋭達が集まる“プロメトル学園”の存在を知る。そしてー「なんといっても“魔女”の武器が眠っていると言われている学園ダンジョンです!!」剣術と魔術に秀でたという“魔女”の噂に、揺らぐかつての“師匠”の面影。強者との出会い、さらには師匠への手がかりの可能性に心躍るジャックは、プロメトル学園への入学を考え始めるがー。ジャックの剣は、新たな戦場へ!!元スケルトンの英雄譚、第2章。
「光なき」剣士・ジークフリーデは、国に、その王女に忠を尽くした「騎士」であった。暴君と化し、民を無意味に処刑するかつての主・女王ロザリンデの凶行を止めるため、対峙したジークフリーデ。しかし、その結末は無慈悲だった。助命の嘆願は、彼女の両腕と引き換えに叶えられた。責任を感じる旅の魔術師・オットーはジークフリーデの治療と、リハビリに努める。その中で、二人は互いの過去を知り絆を深めていく。だが、冷酷に時が過ぎ、再びロザリンデによる犠牲が生まれようとするとき、二人はー。乱世に生きる少女たちの物語、第2幕。
ウルベスでの独断専行が家臣達の反感を買い、しばらく国内で大人しくすることにしたウェイン。その矢先、大陸西部のデルーニオ王国より式典への招待が届き、妹のフラーニャを派遣することに。しかしそこでフラーニャを待ち受けていたのは、数多の思惑が絡み合う国家間のパワーゲーム。一方で国内に残ったウェインの下に、大陸東部で皇子達の内乱が再燃という報せが届く。「どうやら、東西で両面作戦になりそうだな」グリュエールの失脚。皇子達の陰謀。東レベティア教の進出。野心と野望が渦巻く大陸全土を舞台に、北の竜の兄妹がその器量を発揮する!
魔王アンゴルモアによって、世界は一新された。そこは、旧世界が崩壊する原因となったリゼ・ベイバロンが存在しない世界ーのはずだった。タイムパラドックスによって存在の証明が成され、リゼは消滅を免れていた。彼は、魔物が蔓延る世界で決意を固める。魔王アンゴルモアを殺し、囚われの(半ボケ爆乳)女神を救って(あの最悪の)旧世界を取り戻そうと!リゼは目的のため、(懲りずに、媚びたり洗脳したりしながら)旧世界で仲間だった者たちを再び招集し、牛肉を手に新世界の支配者である魔王に挑むー!浅慮さで右に出るものはいない、考えなし領主による最悪の英雄譚、堂々完結!