著者 : リュート
聖王国の六万に及ぶ大群を紛砕したコースケ。戦争は終結したが、戦後処理に国内の平定とやることは山積みである。多忙を極める愛妻シルフィとは裏腹に、エレンを始めとした女性陣からの甲斐甲斐しいお世話にたじたじのコースケ。「産めよ、増えよ」の神の言葉を背景に迫る聖女様ご一行。そしてコースケを甘やかすだけ甘やかすハーピィたち。もはやコースケは種馬としての人生は避けられないのか…?そんな折、彼の元に帝国の使者として因縁の人物が訪ねてきてー?
メルティの助けもあって地下から抜け出したコースケに、聖王国軍からの追っ手が迫っていた。追っ手を振り払うため、あえて危険なドラゴンの巣があるとされるソレル山地を突っ切る計画を立てるコースケ。案の定。数多のドラゴンに襲われるのだが、コースケがクラフトした武器や圧倒的な力を持つメルティによって軽々と撃退していく。しかし、明らかに強そうな一匹の竜がコースケたちの前に現れて…。
アーリヒブルグに着き、戦いに備えて資材のクラフトを行っていたコースケに、突如キュービが裏切って襲いかかってきた。囚われの身となってしまった彼はどこかの独房のような場所に連れてこられるのだが…。王国へ単独潜入!差別が蔓延る政府の実態とは!?
森での開拓を終え、荒野へとその足を延ばしたコースケは、シルフィの最終目的であるメリナード王国奪還に向けて動き始めていた。様々な武器の開発に伴い、コースケ達の噂を聞きつけて集まった亜人達の猛攻は激しく、その勢いが留まることなく王国軍との前線を押し上げていくのだが…。
気がつけば異世界の森の中に転移していたコースケ。状況に戸惑いながらも生き残る為に森を突き進む彼は、今の状況を現世でプレイしていたクラフトゲームのように連想する。すると素材の採取から道具の製作まで、ゲームと全く同じ工程で行えることに気がついた。その能力を駆使して、森の中でサバイバルする日々を送っていたコースケだったが、突如美人ダークエルフに襲撃され…。
異世界で大氾濫を予知(自称・神からのお告げ)し、世界の危機を救いそこそこ地位を確立させたタイシ。不本意ながらも英雄になった彼が目指したのは、自らの国を興すことだった。大氾濫の報酬としてカレンディル王国の一部を割譲してもらい、困窮している獣人達の面倒をみようと思ったのだ。しかしそれには、嫁・マールの故国の許しも必要となる。そんなわけで結婚報告も兼ね、隣国ミスクロニア王国にマールと共に出向いたタイシだったが、そこには…。