著者 : 今井喬裕
王妃ベルタの肖像 3王妃ベルタの肖像 3
月日は穏やかに巡るー。新王都ヴァウエラで、国王ハロルドの手堅い統治に守られたベルタは、次第に外朝でも動きを見せ始める。遷都による財政難、南部と北部の派閥統合…数々の課題が見え隠れする中で、ベルタはカシャから自身の異母弟・レアンドロを都へと呼び寄せる。閉鎖的なカシャー族からの初の中央参入。ベルタと“同い年”の異母弟という新たな勢力軸の登場に、王宮は揺れる。他、ついに異郷の王妃に牙を剥いたプロスペロ教会との対立にも、破綻の末の決着が見え…。新都が産声を上げる第三巻。
王妃ベルタの肖像 2王妃ベルタの肖像 2
実質的に王家の女主人の座を手中に収めたベルタ。王妃としての初仕事で「遷都」という国家の一大事業に携わることになる。公私ともに変わっていく、国王ハロルドとの関係性に戸惑う日々を送る中、ある日ベルタに南部からの密使が届く。王妃であると同時に、南部最大領主の娘であるという立場に翻弄されながらも、ベルタはハロルドとともに遷都先の二つの候補地へ視察に赴くことに。-「私たちの都に、この先ずっと、不断の富をもたらすために」激動のヒストリカル・ロマン、待望の続刊!
王妃ベルタの肖像王妃ベルタの肖像
比翼連理の国王夫婦。私はそこに割り込む悪役の“第二妃”-。辺境領主の嫡女として生まれ育ったベルタは突如、国王に嫁ぐことになる。それも王室に前例のない“第二妃”として。愛されることも愛することもない生活を覚悟して輿入れしたベルタは、しかし儀礼的に済まされた三夜の儀式で妊娠する。継嗣のなかった王室にもたらされた待望の男児。その生母となった彼女は、やがて否応なしに正妃と対立し、我が子をめぐる権力闘争に巻き込まれていく…。激動のヒストリカル・ロマン開幕!
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