著者 : 十文字青
「どうした、おまえら!食わなきゃ食われる!食らい合え!」萌日花が所属する組織・特案の一員となり、私立魁英学園に潜入した弟切飛は、思いがけず人外うごめく「選抜クラス」に編入され、人外バトルに巻き込まれてしまう。一方、特案出戻りの灰崎も守衛として学園に。選抜クラスの担任・愛田日出義と灰崎の間には過去に因縁が…?人外を持つ選抜生たちと、人外を喪失した選抜性たち。飛の兄・潟ことサリヴァンの影。そして、飛と別の道を歩む龍子とチヌラーシャの身に異変がー交錯し続ける現実と非日常、「いのち」が「いのち」を食べる物語は一段と加速するー!
高良縊想星は同級生の羊本くちなに窮地を救われた。その礼を言わなければならない、と始めた手紙は、白森明日美、茂江陽菜、林雪定の三人を巻き込み交換日記に発展する。初めての交換日記を楽しんでしまったくちなは、楽しいことが苦痛で仕方ない。自分のその考え方の背後には全人会の長である大御影宮古彦がいることを知る彼女は、友人との交流か、あるいは平和か、二つを天秤にかけた選択を迫られる。さらに、想星の仕事にも不穏な影が。情報は漏れていないはずなのになぜか仕留めきれない犯罪者集団の長。任務を妨害するように出現する、謎の全裸鋼鉄男。ちょっぴりダークなラブコメ、第三弾。
「僕と一緒に来るかい、飛?」思いがけない兄・潟との再会。望んでいた兄からの言葉。しかし、どうして兄がここにいるのか。彼は本当に弟切飛の兄なのか。あの頃の兄と同一人物なのだろうか。答えを出せない飛。混乱が去っても、いくつもの人外が絡む事件に巻きこまれた飛と龍子の日常はもう戻らない。そんな二人に、萌日花が所属する組織の男・ハイエナが重大な提案を持ちかけてくる。大きく動きだす飛と龍子の運命。それぞれの決断。彼らが向き合う現実と非日常、「人」と「人外」を巡る冒険、「いのち」が「いのち」を食べる物語の転換点ー!
「ほんと、学校って変な場所。きみたちの学校はとくに変だけど」立て続けに起こった「人外」絡みの事件が落ちついた矢先に、その転校生は現れた。浅緋萌日花はなぜか弟切飛のことを知っているらしい。白玉龍子のことも、さらには灰崎のことまで。萌日花の目的とは?そして、保健室で雫谷ルカナを待っていた人物の正体は?事件はまだ終わっていなかったのか。再会が招くのは希望か、絶望か、それとも混沌か。少年が立ち向かう、現実と非日常、「人」と「人外」を巡る冒険。「いのち」が「いのち」を食べる物語、波乱の展開!
高良縊想星は同級生の羊本くちなと友だちになりたかった。なれそうな流れだった。何しろ羊本はただの同級生ではない。同業者で、なおかつ互いの「チート」が奇跡的に噛みあっているのだ。ところが、羊本に一方的に避けられて想星は困惑。そんな二人の様子に気づいて、やはりただの同級生ではない、想星の元カノ(一応)白森明日美が動きだす。同級生の茂江陽菜らを巻きこんだ白森の「計画」は雪解けを招くのか。一方、想星には「仕事」もある。ついでに命の残機を増やしておきたいところだが、文字どおりの死闘続きでそれどころではなく、学校生活にまで影響が…!?ちょっぴりダークなラブコメ、第二弾。
「いのち」が「いのち」を食べる。それは罪なのかー?弟切飛は中学2年生。同級生とはあまり絡まず、兄と生き別れた日に「ひとつ目の男」が残していった相棒のバックパック「パク」と人知れず会話をしながら日々を過ごしている。「弟切くんは、よくその鞄としゃべっているでしょう?」しかし、そんな飛の秘密がクラスメイトの少女・白玉龍子にバレていたことが発覚。飛の日常が変わり始める中、クラス内で、とある事故が発生する。どうやらその原は、飛と龍子にしか見えないはずの「人外」にあるようでーこれは、一人の少年が立ち向かう、現実と非日常、「人」と「人外」を巡る冒険。「いのち」が「いのち」を食べる物語。
高良縊想星はどこにでもいる普通の高校生になりたかった。好きで選んだわけではない「仕事」を隠して通う学校で、なぜかクラス一の美少女・白森明日美に告白されて付き合うことに。舞い上がる想星だが、放課後や休日は「仕事」に追われてデートすらなかなかできず、すれ違う二人。そんなある日、想星は「仕事場」で少し不思議な同級生・羊本くちなを目撃する。実は、想星の「仕事」は暗殺者。どうして彼女がこんなところにー絡み合う恋は甘くて苦く、せつなくて、なりたい「普通」は近くて遠い。殺して命を奪う彼と、ふれただけで命を奪う彼女。ちょっぴりダークなラブコメ、開幕。
クザクはジャンボに斬殺された。セトラは大黒鷲に無残にも食い千切られた。鉄血王国から逃亡を図るハルヒロたちに突きつけられた絶望。どうしようもなかった。受け容れるしかなかった。“彼女”だけは抗った。抗ってしまった。その身の内に眠っていた“不死の王”が目覚め、世界はその有り様を激変させる。そして、黒き世界腫がグリムガルを蹂躙し、侵蝕してゆく。混乱を極める状況の中、辺境軍が、冒険者たちが、あらゆる種族が、死んだはずの者たちまでもが、行動を開始する。生き延びるため。己の望みを叶えるため。漆黒に染め上げられようとする世界で、各々の冒険譚が紡がれていくー。
多くの犠牲を払いながらもお嘆き山攻略を成し遂げた辺境軍。その元に、オークや不死族ら南征軍の大部隊に攻囲され窮地に立つドワーフ族の“鉄血王国”から救援を求めて使者がやってくる。辺境軍総帥モーギスはドワーフ族が“新兵器”を用いて敵に対抗していることを知り、取引するべく使節団の派遣を決断。使節団のメンバーに選ばれたハルヒロたちは、恐るべき巨人や危険な野獣が闊歩する風早荒野を踏破し、遠路はるばる黒金連山の鉄血王国を目指すことに。曲がりくねった旅路の向こうで、待ち受けるのは交渉か、決戦か、それともー!?絡み合い、重なる運命の果てに“それ”が姿を現し、世界が一変する…!
アラバキア王国遠征軍は、ジン・モーギスが総帥となり新生辺境軍として独立。ゴブリン族の王と同盟を結んだ。次なる一手は、オークを中心とした敵部隊が居座る“お嘆き山”攻略。別働隊として敵軍を内側から撹乱する重要な任務を課されたハルヒロたちは、シノハラ率いるオリオンの面々や、義勇兵団のチーム・レンジ、トッキーズと共に、お嘆き山の地下“墓所”突破に挑むことに。しかし、待ち受けていたのは想像を絶する難所と強敵ばかりだった。お嘆き山攻略作戦の成否どころか、果たして生き残れるのか、これ…!?かつての仲間との共闘。死闘の中で錯綜する想い。行き着く先は希望か絶望か。
現実は現実として、受け容れるしかない。彼女は失われた。永遠に…。アラバキア王国遠征軍は多大な犠牲を払ってオルタナ奪還を果たした。失ったものの大きさに打ちのめされるハルヒロ。野心を抱く遠征軍のジン・モーギス将軍。生き残った義勇兵団。謎めいた開かずの塔の住人。様々な勢力の思惑が入り乱れる中、ハルヒロたちは仲間を人質にとられ、危険な任務に就くことに。目的はなんと、ゴブリンとの同盟!?苦難続きで打開策を見いだせずにいると、かつて苦楽を共にしながらも道を違えたはずの“あの男”が現れたー!グリムガルで積み重ねた絆が、再び記憶をなくしたハルヒロたちの力となる。激動と再会のENDGAME編。
ほんとわかんないな、何もかも…。気がつくとハルヒロたちは暗闇の中にいた。みんな自分の名前くらいしか覚えていない。頼りになるのは、なぜか唯一記憶を失っていないメリイだけ。暗闇の中からどうにか抜け出すと、そこは壊滅した「オルタナ」だったー。とにかく情報が欲しい。命からがら街を離れたハルヒロたちは、体に染みついていたスキルや能力を駆使して、グリムガルの辺境を奔走する。そして、ようやく出会えた人間が、オルタナを奪還するべくやってきたアラバキア王国軍でー!?灰の中から生まれた冒険譚ーENDGAME編の幕が上がる!
パーティを離れ、修行のためモモヒナと共に行動していたユメは、絶体絶命の窮地を乗り越えオルタナへと帰ってきた。だが、どうも様子がおかしい。仲間との再会は叶うのか。オルタナに漂う暗雲の正体とはー。「強くなれるまで、よわよわのユメのまま、がんばるしかないからなあ」修行を終えたユメの決意と成長を描くエピソード『月下に吠ゆる私は狼』。そして、ランタが無謀にもモグゾーに料理勝負を挑む『正義と正義』、デッドスポットを倒して得た懸賞金の分け前を巡る後日談『お楽しみはこれからだ』など、TVアニメ用特典小説も併せた全4エピソードを収録!
享年29歳。僕は日本で死んだ。生まれ変わった異世界では同じ顔をした女に、しかも毎回18歳で何度も殺された。呪いのような生と死の螺旋。5度目の人生、魔王の庶子ロワとして生まれた僕に、最大の好機が!色々あって、暴虐無道の帝国に抵抗する連合軍の指揮を任されたのだ。僕が総帥って…でも、やるしかない。ここには僕の家族が、友が、仲間達がいる。-さあ、僕の手で物語を動かそう。戦場で交錯する歓喜と慟哭。巨人族、魔族、傭兵達、バラバラだった国々と種族が一つとなり、帝国への反撃の狼煙があがる。連合軍を率いる“僕”のかつてない大反攻作戦が始まる!
ある日、僕は死んだ。享年29歳。しがない社畜の儚い末路だったーはずなのに、まさか生まれ変わった…のか?でも、僕はまた死ぬ。運命の悪戯なのか。死んでは生まれ変わり、そのたびに“彼女”が僕を殺す。漆黒の髪。赤い眼。僕を“劣等種”呼ばわりする“人間の帝国”の彼女が。そして、とうとう5回目の人生。成り行きでとるにたらない傭兵暮らしをしていた僕の許に、突然アークラントの“魔王”から使者が来た。はあ?僕が魔王の隠し子だって…!?-これは何度も生まれ変わった挙句、何の因果か魔王の血を受け継いだ“僕”がやがて英雄へと至る物語ー泥臭くも華麗なる大逆転劇が幕を開ける!
「もっと強くなりたいって、思っててなあ!」パーティを離れる決意をしたユメを残し、海賊の島を去ったハルヒロたちは、自由都市ヴェーレへ。怪しげな貿易商人ケジマンの隊商を護衛しがてら、未だ遠いオルタナを目指すことに。旅は意外と順調。と思った矢先、数々の伝説に彩られた『レスリーキャンプ』…かもしれない巨大なテントに遭遇する。運命の悪戯か、その中へと足を踏み入れてしまいー!?「ハルヒロ。…ようこそパラノへ」雨合羽をまとった謎の人物に誘われ、他界パラノでの魔訶不思議な冒険が始まる!!