著者 : 四季童子
「やはり武器が必要だ。クローゼットにあるから取ってこい」世界の存亡を懸けた最終決戦から約20年後ー相良宗介は千鳥かなめと結婚し、平穏な日々を送っている…ハズだった。「お父さん、いつものカービンとグレネードでいいのね?」「また隠し持ってたのね!?毎回毎回、『武器などいらない』って言っといて!」「母さん、敵が来るから。文句はあとあと」女子高生ながら父親譲りの戦闘力を誇る愛娘・夏美、小学生ながら凄腕ハッカーの顔を持つ息子・安斗ー規格外な子どもたちまで加わった相良家の辞書に“平和”の文字は無く…!?宗介ファミリーの刺激的な日常を描く、衝撃の新シリーズ!
戦場で神殿騎士からアユタを守ったシュリ。その結果、アユタは『理想の相手』であるシュリへ恋心を抱くが、テビス姫との会話がきっかけで、常軌を逸してシュリに執着するようになり、周囲を巻き込むことに。シュリは自分への歪んだ恋心を抑えるために決死の覚悟でアユタを諌めた。一旦は落ち着いたものの、その執着の原因がカグヤが書いた官能小説だったことを知ったコフルイが激怒して小説の朗読会を実施、皆の前で晒し者にされたシュリとアユタとミコトは羞恥心にまみれるものの、砦は平穏な日常を取り戻すかに見えた。しかしグランエンドの首都にいるはずのリュウファが突然やってきて、一気に緊迫感に包まれる。
グランエンドの国主の城からやって来た六天将の長、ミコトによる監査が終わった。結果は問題なしと判断され、ミコトはアユタ姫の命令によってシュリの過去を探るために、シュリのことを最もよく知っていると思われるテビス姫の周辺を探るために、ニュービストへと旅立った。その後、シュリはネギシに特別な料理を作ってほしいと催促され、困った事態に陥る。アユタ姫専用の料理人として赴任しているシュリとしては、アユタ姫以外の個人のリクエストに応えると問題になる可能性があるため断ろうとするものの、勢いに押されて了承してしまうのだが…。
唯一の肉親だった妹が聖女に選ばれ、一緒にいるために努力して専属採取者になったシェリー。妹のためと特殊薬草や特殊魔石を昼夜問わず精一杯探してきたけれど、成人して婚約も決まった妹から「大嫌い。目の前から消えて」と言われ、シェリーは王国から旅立つことを決意する。「私の専属になってくれるならば大事にする」そして道中で出会った超イケメン魔術師・アスランから熱烈に求められ、我慢だらけだったシェリーの生活は一転!?お姫様のような環境に戸惑いながら、自分を大事にしてくれるアスランにシェリーの恋心が芽生え始め…。
グランエンドでかつての同僚で友人である篠目と再会したシュリ。だが、シュリは再び遠くへと赴くこととなる。そこはグランエンドの支配者、ギィブの末姫であるアユタが長を務める前線基地であり、シュリをアユタの専属料理人にするためだった。しかしアユタは好き嫌いが激しく、激辛料理以外を食べると躊躇なく暴力を振るう手に負えない姫様だった。実際に被害に遭っている前任の料理人から話を聞いたシュリはアユタに激辛以外の料理を振る舞い、この状況を打開しようと決心する。アユタの激辛好きを改善し、シュリがここから去った後の料理人たちが危害を加えられないようにするために行動を開始するのだが…。
スーニティ領内の主要な街や村を回っていたシュリたちだったが、魔人リュウファ・ヒエンの襲撃によってシュリが誘拐されてしまった。ガングレイブたちはシュリ救出のために他国に支援を求めるが、デビス姫はシュリを手に入れる最適な時期を狙うという思惑を抱いていた。リュウファはシュリを連れ、目的地であるグランエンドに向かう。シュリはリュウファの主が自分と同じような転移者…地球から来た人間であることを知る。そしてシュリがリュウファに従うかわりに誰も殺さないという約束を二人はかわす。やがて、もう少しで国境を越えるところで、シュリを奪還に来たリルたちがリュウファに追いつき、戦闘が始まるのだがー。
初の「女性レンジャー」に憧れる自衛官・陽のテンションは最高潮だった。遂にレンジャーの訓練へ参加できるのだ。全国の隊員たちの中で8%しか存在しない、正に少数精鋭。だがそこには90日の地獄の訓練が待っていたー。陽はまるで鉄の女・ミズキとバディを組むことになる。諍いばかりの二人だが、ミズキにも密かな夢があった。そんな同期や鬼教官らと共に試練に挑む中、仲間たちは次々に脱落していく。皆から思いを託され、陽はレンジャーを目指すが…!?涙と汗と泥まみれの青春自衛隊ストーリー!カクヨム頑張る女子主人公コンテスト大賞受賞!
ハルツ公爵が主導したセルマー伯爵家転覆作戦に従事した加賀道夫は、爵位継承に邪魔なセルマー伯長女のルティナを褒賞として預けられた。ルティナは可憐で美しい元伯爵令嬢。道夫は、装備品を渡したり、魔法使いのジョブに就けるなどしてルティナの懐柔に勤しみ、ハーレムメンバーとして取り込んでいく。迷宮探索のほうも、ロクサーヌの上昇志向を抑えるのに苦労を覚えるほど順調に進んでいた。そんなある日、ルティナたちの一族の長から道夫と面談したいとの要望が入る。事実上の面接かと緊張する道夫であったがー。
ガングレイブとアーリウスの結婚式が無事に終わり、テビス姫たちが帰国したあと、再びシュリは旅立つこととなった。次なる仕事は、新領主ガングレイブに対して悪感情を持っている領内の有力者たちを説得すること。良質な糸と布を生産するシュカーハ村はエクレスを支持しており、婚礼衣装を巡る行き違いでガングレイブは憎まれていた。そこでシュリは料理を振る舞い、リルは製糸工場を改善し、アサギやクウガたちは子供たちに武勇伝を語って村人たちの警戒心を解いていく。そんな旅の中、ウゥミラ村で災害が発生する。救助に向かったシュリたちが目にした光景はー。
新たな弟子としてミナフェが加わり、ガングレイブとアーリウスの結婚式に向けて忙しい日々を過ごすシュリ。そんな中、スーニティ領主一族で王妃の末娘・フィンツェが帰国する。名門レストランの料理人の職を捨ててまで帰国した目的は、ガングレイブから領主の座を取り戻すこと。彼女はシュリに料理対決を挑むが、テビス姫のはからいで、結婚式で勝負することに。一方、エクレスたちは、行方不明となっていたエクレスとフィンツェの母親・エンヴィーと、ガーンの母親・マーリィルとの再会を果たす。しかしエンヴィーたちが領地に戻るには解決しなければならない貴族派の問題があるのだった。
領主となったガングレイブは毎日仕事に追われていたが、反領主派がストライキを起こしたり、ガングレイブたちの親と名乗る人物が現れて多方面に迷惑をかけるなど、混乱が増していく。また、アーリウスとの関係も曖昧なままなどプライベートの問題も山積していた。一方シュリも、弟子となったガーンとアドラと共に城の厨房で忙しく働いていた。そんなある日、オリトルの宮廷料理長ゼンシェの孫、ミナフェから料理勝負を挑まれる。彼女も実力ある料理人。周りからもてはやされるシュリの腕を疑う彼女は初対面でいきなり喧嘩を吹っ掛ける。「お前がそんなご大層な料理人だとは思えないっち。証明しろ」。テビスたち立会いの下、料理対決が行われることになるのだがー。
激化する戦いに備えて神官や巫女のジョブを取得した道夫と4人の奴隷たち。迷宮ではロクサーヌの無茶ぶりにも押され、神官や巫女のジョブを駆使してより上の階層へと登っていく。ますます敵は強い相手ばかりになったが、道夫も負けずにレベルを上げていき、ついには冒険者のジョブを獲得した。ハルツ公爵に対する隠し事が一つ減ったので、道夫は以前から誘われていた公爵のところへ出向く。用件は会食への誘いだった。断り切れずに承諾しボーデの城に行くと、帝国解放会なる団体への入会を持ちかけてくる公爵。迷宮で戦う以上入会しておいて損はないと、道夫は入会試験へと歩を進めた。道夫たちは、試験官の前で魔物と戦い、ボス戦もクリアする。入会に足る実力を見せつけた道夫は、奇妙な入会儀礼に臨んだー。
「俺を弟子にしてくれ!」「結婚するならシュリ…」「シュリを引き取る!」-その人柄と料理の腕前に、男女問わず、身分関係なく引く手数多の傭兵団の料理番・シュリ。人を魅了するその力は、ついに国家間の争奪戦を引き起こす事態に。ニュービストのテビス姫、アズマ連邦のトゥリヌ、オリトルのミトス、アルトゥーリアのフルブニルー。四か国の王族が繰り広げる、シュリを賭けた綱引きの行方は?一方、剣鬼クウガの耳には、穏やかではない情報が入る。「異形の怪物」「賢人魔法」…心ザワつくワードの意味とは?そして、今、戦乱の世が大きく動き出そうとしていたー。
アルトゥーリアで革命軍に加担し、革命を成功に導いたガングレイブ傭兵団。新たにスーニティ国で仕事を請け負って勝利し、その地で領地をもらって、仕官できることになったと団長から聞かされ、団員たちは喜びに沸く。ただ、その裏にはスーニティ国内の抗争が絡んでいるとガングレイブから聞かされ、歓喜の様相は一変する。内政を司る長男エクレス。軍事を司る次男ギングス。後継者候補二人の派閥争いを承知した上で、仕官話を受けることにした傭兵団。戦勝祝いの宴で、シュリは目玉となる料理を作るようにエクレスから命じられるのだがー。
5人パーティーになり探索がかなりはかどるようになったミチオたち。ドロップ品を集めて生活をレベルアップさせながら、順調に階層の攻略を進めていった。魚好きのミリアのために、レアドロップのトロを求めてボス戦の周回をしたり。男の欲望をかなえるために、オイルをひたすら集めまわったり。より強い魔物と戦いたがるロクサーヌに引きずられつつも、ほどよく刺激的な戦闘はまんざらでもなく、ミチオは美女たちとの甘いハーレム生活を送っていくー。
アルトゥーリア城に囚われたアーリウスを助けるため、「傭兵」としてのタブーを破り、革命軍に加担したガングレイブ傭兵団。シュリは戦場の悲惨さを見て、自分がガングレイブを焚きつけたせいだと自責の念に駆られるが、いつまでも足手まといでいられないと、炊き出しをして仲間や革命兵の英気を養うことに専念する。リルは盗まれた資料を取り戻すために魔工研究所に向かい、ガングレイブは王城を目指して一直線に突き進む。それぞれが己の役割を果たし、遂にガングレイブは王城に辿り着く。しかし、フリュードが待つであろう謁見の間に踏み込むと、そこにはアルトゥーリア王が血まみれで倒れていてー。
魔晶石の補給と報酬を受け取るため、絶国アルトゥーリアへと立ち寄ったガングレイブ傭兵団。そこは魔工師の楽園ともいわれるほどに技術が進んだ先進国であり、かつてリルがそこの魔工研究所に所属したいと夢見たほどであった。ガングレイブたちが依頼された仕事の報告も兼ねてアルトゥーリア城を訪れると、その場にいた次期国王となる王子のフリュードが、アーリウスを自分のモノにすると言い、連れ去ってしまう。傭兵団は当然アーリウス奪還のために動き始めるが、周囲は吹雪で悪天候。たとえ城に侵入してアーリウスを奪還しても、強行突破して国を脱出するには不利な状況。シュリたちは武力を行使しない方法がないかと、策を練るのだがー。