著者 : 富樫倫太郎
妖説源氏物語(3)妖説源氏物語(3)
真実の父は、光源氏ではなく、亡き柏木なのか-心の迷路を彷徨う薫中将。薫の疲れた心を癒すが如く現れた、美しき姫-大君。そして、無頼な言葉とは裏腹に見守り続ける匂宮…。今、人の血と縁が出逢い、「源氏物語」に新たな光がうまれる。深遠なる闇をも伴って…。儚げな光を求める彼らに、闇より出し魑魅魍魎が襲い来る。陰陽師・白鴎の力を借り、圧倒的な闇、そして運命に挑む薫と匂宮だが…。絢爛たる平安世界に繰り広げられる、雅で不可思議な物語-。「妖説 源氏物語」、第三幕。
妖説源氏物語(2)妖説源氏物語(2)
自分は真に光源氏の子なのか-悩む薫中将。ただひたすら、光源氏ように生きたい-憧れる匂宮 華麗なる「源氏物語」の世界を舞い続ける、ふたりの殿上人。あたかも、光源氏の幻影を追うが如く…。だが、雅なるこの平安世界にも、闇は在る。人の欲、すなわち業…それらを呑み込み現れる魑魅魍魎。陰陽師・白鴎ら仲間たちの力を借り、闇に挑む薫と匂宮だが…。絢爛にして摩訶不思議な世界-。「妖説 源氏物語」、第二幕。
妖説源氏物語(1)妖説源氏物語(1)
「源氏物語」-豪華絢爛たる平安絵巻物語の世界。すでに光源氏が世を去りしこの御代、宮中を彩る殿上人がふたり。万事控えめでもの静かな、光源氏の子・薫中将。活発で無頼を気取る、光源氏の孫・匂宮。ともに、亡き光源氏の影から逃れられない血と縁。その彼らを、次々と奇怪な魑魅魍魎が襲う。陰陽師の白鴎の助力を得て、謎に挑む薫と匂宮だが…。舞台は、雅なる宮中、そして平安の都。華麗にして不可思議な世界-。「妖説 源氏物語」、ここに開幕。
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