2004年4月発売
「俺たちが出会ったのは、-あれは神だ」星神と反目する、柿色をまとう異形の存在。その正体は須佐之男命であった。天津甕星を封じるため、神剣を奪うべく『本家』はついに石上神宮への奇襲を決行する。だがそこには、高良の内通によって事態を知った中央の策略があった。神の剣をめぐって、石上の地で『本家』と中央の戦いの火蓋が切って落とされる。果たして、『本家』は神剣を手に入れることができるのか。そして、二人の鬼の運命は-。
自分の部屋に、純白のシスターがいきなり空から降ってきた。「ありえねえ…」上条当麻はつぶやくが、そのシスター姿の少女はこう言った。自分は魔術の世界から逃げてきたーと。ここは“超能力”が“一般科学”として認知された、アンチ・オカルトの学園都市。上条は『インデックス』と名乗る謎の少女の言動をいぶかしむが、二人の前に本当に“魔術師”が現れてー!期待の新人が贈る学園アクションストーリー登場!
自分の部屋に、純白のシスターがいきなり空から降ってきた。「ありえねえ…」上条当麻はつぶやくが、そのシスター姿の少女はこう言った。自分は魔術の世界から逃げてきたーと。ここは“超能力”が“一般科学”として認知された、アンチ・オカルトの学園都市。上条は『インデックス』と名乗る謎の少女の言動をいぶかしむが、二人の前に本当に“魔術師”が現れてー!期待の新人が贈る学園アクションストーリー登場!
名探偵・天神影太郎の末裔、天神智影。天才的頭脳と愛くるしい容姿を持つ15歳のお嬢様探偵ーのわりにヒドい天然ボケの彼女の元に一通のビデオレターが届く。映っていたのは、紅茶色の瞳輝くハーフの美少年と金髪碧眼のメイド服小女と…。その少年、右京こそ影太郎の宿敵・伝説の怪盗の孫であった!!曰くありげな豪華客船上での対決を宣言する彼に、智影は天神一族きっての銃器スペシャリスト・巳夜、フツーの少年・咲一と共に船上の人となるのだが…。
大海に島が浮かぶ世界イヴォワールで、一三歳の女の子マローネは依頼を受けて様々な仕事をするクロームをしています。悪霊憑きとそしられ、嫌われながらも霊魂のアッシュと一緒に今日も元気に仕事に出かけます。いつかみんなが自分のことをわかってくれる日が来ると信じながらー。ほのぼのSRPG『ファントム・ブレイブ』の完全ノベライズ、第一弾。ここに登場。
西暦2011年1月11日、雪深い山中に墜落した小型旅客機。九死に一生を得た冬川こころは、楠田ゆにら3名の生存者とともに山小屋へとたどりつく。急転する天候、寒さ、暗闇、そして餓え。さまざまな怖れとの戦いのなか、驚愕の事実がー。存在するはずのない、未来の日付が記された新聞。そこにはゆにをのぞくすべての乗客が、雪崩事故によって死亡したと報じられていた!?あの『Ever17』に続く人気のinfinityシリーズ最新作。
「お父様。私が跡を継いで魔王となり、必ず魔群を守ってみせます!」封印刑に処された父、魔王グラデゴアに少女は強い意志を込めて告げる。「私はすでに幾つも法を犯してます。車が来ないスキに赤信号を渡ったり、レシートを道ばたにこっそり捨てたり」どこか「悪」に染まりきれない天然ピンボケ娘ーモリガナは立派な“魔王”を目指していた。父からの条件は、超エリート学校を一番の成績で卒業すること。だが、そこに待っていたのは…。モリガナの世界一ハードな学園生活が始まる!(『あしたの大魔王』より)。読者からの設定を基に描かれた中編&短編を4本収録。特別企画てんこ盛りで放つファンタジア文庫1000冊記念最強アンソロジー誕生。
それはまだ、パシフィカが“廃棄王女”と呼ばれる前の物語。シャノンは早くも年寄り臭く、ラクウェルは魔法開発に明け暮れており、そして、パシフィカは口が悪いだけの普通の女の子だった頃ー。きっかけはシャノンの元に舞い込んだ1通のラブレター。カスールさんちの三兄姉妹に与えられた始めてのお仕事は、お手紙配達。手紙を届けに行くだけのはずが、何故か、自称「地獄の暗黒メイド軍団」に追われるはめに!?間抜けな名前の割に滅法強いメイドさんたち。果たして彼女たちの正体は?-って、えーと、肝心の手紙はいったい!?「スクラップド・プリンセス」のプレストーリー、まったりと登場。
グールの脅威に、みさきたちが所属する特殊部隊〈セラフィム〉は、苦しい戦いを継続していた。量子障壁を展開するレーザー・ポストもたび重なる襲撃により破損が進み、ついには使用が制限されていた強化インテグラル・システムを、ライアー少佐自らが使用するまでに追いつめられている。システムにより大きなダメージを受けた少佐。これを受けて、ルブランは新しい被験者としてみさきを選ぶ。だがその意図は、ウォッチャーズネストを護るという純粋な目的だけではなかった。そして、強化インテグラル・システムを使ったみさきはグールと接触したことにより、変容体へ変貌してゆく!彼女たちに未来はあるのか?グールの目的とは!?堂々完結、感動の最終巻。
自分は真に光源氏の子なのか-悩む薫中将。ただひたすら、光源氏ように生きたい-憧れる匂宮 華麗なる「源氏物語」の世界を舞い続ける、ふたりの殿上人。あたかも、光源氏の幻影を追うが如く…。だが、雅なるこの平安世界にも、闇は在る。人の欲、すなわち業…それらを呑み込み現れる魑魅魍魎。陰陽師・白鴎ら仲間たちの力を借り、闇に挑む薫と匂宮だが…。絢爛にして摩訶不思議な世界-。「妖説 源氏物語」、第二幕。
「思い出したんだ。昔の感覚。俺が持つのはライフルじゃなかったはずなんだ」女好きで、酒好きで、下品なジョークばかりいって。でも、宗介にとっては頼りになる相棒、クルツ。“ミスリル”の休暇で東京へきたクルツが、そこで出会ったのは中学時代にただひとり心を開いた音楽教師だった。彼女との再会ーそれが遠い昔、夢中になってかき鳴らしたギターの音色をクルツの中に甦らせた。「もしかしたら。まだ戻れるかもしれないから…」彼女のために、クルツは一夜だけのライブを決行するが!?表題作「音程は哀しく、射程は遠く」、テッサの留学話第二弾「女神の来日(温泉編)」など。いつもは“ミスリル”でハードな戦闘を繰り広げるメンバーが、短編集特別編で大活躍。
人の夢を喰う代わり、寄生主に超常の力を与える“虫”が出現して10年ーその恐るべき力により、極秘機関“特環”に幽閉されていた杏本詩歌。特環を裏切り、詩歌を連れ去った白樫初季。そしてある届けもののため、最強の虫憑き“かっこう”を探す海老名夕。3人の少女は傷つき迷いながらも、それぞれの譲れぬ想いを胸に“かっこう”が待つ桜架市をめざす!出会うはずのない夢たちが奇跡のように邂逅した、最高で最悪の逃避行。