著者 : 崎浦和希
帝都の鶴 二 小さな幽霊と微笑みの嘘(2)帝都の鶴 二 小さな幽霊と微笑みの嘘(2)
薔薇の“呪い”が解けることで鶴と秋人は心を通わせ、結婚へ向け幸せな同居生活が始まった。しかしある時から、幼い幽霊が現れるようになる。秋人は身に覚えがないと言うが、幽霊は「お父さん」と秋人へまとわりつく。さらに鶴は式神・シロと一緒に過ごすところを秋人に目撃され、ぎこちない空気が二人を包んだ。「もっと良い誰かと出会えたかもしれないよ」秋人にそう告げられ、鶴の頬には涙が伝う。その頃、鶴の実家には新たな縁談が舞い込んでいた。様々な困難の中、少女の恋の行方はー。
帝都の鶴 優しき婚約者と薔薇屋敷の謎帝都の鶴 優しき婚約者と薔薇屋敷の謎
父は娘を“呪い”と呼んだー。没落貴族の女学生・鶴は、父に結婚を命じられる。売られるように決められた婚約者は、顔も知らない実業家の青年・秋人だった。秋人が一人で住む洋館で暮らすことになった鶴は、初めて出会った彼から「自分は呪われている」と告げられ、その言葉に戸惑う。暮らしの中で秋人が“呪い”と呼ぶ怪奇現象とそれに苦悩する彼の姿を知る鶴。政略結婚にも関わらず、鶴を守ろうとする秋人の優しさにも触れ、次第に彼の力になりたいと感じー。呪われし婚姻のその先で、少女は恋をはじめる。魔法のiらんど大賞2021小説大賞恋愛ファンタジー部門特別賞受賞作。
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