著者 : 柏みなみ
強欲な悪女と噂されるも、実際は地味で魔道具オタクの伯爵令嬢パレンティア。ある日、森で公子の妹を助けたことで令嬢たちの憧れの的であるラウル公子から婚約を申し込まれてしまう!平穏な引きこもり生活を守るため噂通りの悪女を演じて婚約を阻止しようとするも「俺は貴方に遊ばれるなら本望ですよ」と悪女な私を気に入ってしまったようで?
聖女による浄化の儀式をきっかけに、自分が“日輪の魔女”だと確信したフリージア。そして同時に、それを周囲にも気付かれてしまった。「お姉様が、日輪の魔女でしょう?」殺された日の妹の言葉と恐怖を思い出し混乱する彼女に、ヴュートは自分も二年前からの回帰者であることを明かし、互いの秘密を打ち明け合う。しかしそこに、娘を取り戻そうとするフリージアの父と、“日輪の魔女”を亡き者にしようとずっと狙っていた継母がやってきて…!?家族との対決、そして二人の恋の行方はー?
「彼が本当に貴女を愛してると思ったの?」公爵令嬢のフリージアは死の間際、妹のカルミアに婚約者である騎士・ヴュートの裏切りを告げられる。腹違いの妹として邸に来たカルミアは、聖女と判定されて以来、フリージアから家族も、友人も、婚約者も、最後には命まで奪った…はずだったのに、気付けばフリージアは二年前に回帰していた!惨めすぎる死を回避するため、すべてを捨て一人で生きようとするフリージア。ところがヴュートはなぜか婚約に固執し、前回と大違いの甘さと色気で迫ってきてー!?
愛人騒動の誤解が解け、正式にレオンの婚約者となったティツィアーノ。想いを通わせたことで「毎日、どんどん君を好きになっていく」とレオンからの甘いスキンシップに翻弄される日々。今度は気持ちよく結婚式を迎えられると思っていたけれど…レオンと昔馴染みの皇女は花嫁がティツィアーノなのが不服なようで…?挙式前に波乱の予感!?
騎士であることを理由に元婚約者に振られるも憧れの公爵様に求婚されたティツィアーノ。しかし結婚式当日、公爵様に恋人がいると聞いてしまい…「私も素敵な男性と幸せになってやるわ!」そう誓い式場から逃亡したティツィアーノが愛される女性になる作戦を立てる一方、公爵様は「他の男が彼女に触れるのは許さない」と結婚を諦めていないようで?